テーマ:私が考えるコーチング 采配論

概要

 チームスポーツにおいては、選手個人の技術や特性を活用し、チームが最大限のパフォーマンスを発揮するために監督やヘッドコーチによる采配が不可欠であると考えられています。特に野球では、監督が試合中に戦術を選手に伝達する機会が多くあるという競技特性から、監督の采配が勝敗に大きく影響することが経験的に知られています。
 本シンポジウムでは、コーチング論の中でも、チームに対する采配、そして大学全体に対する采配に着目しその実践知についての議論を深めていきます。
 シンポジストの一人、佐々木洋監督は、優秀な高校野球指導者として岩手県初の全国大会準優勝を成し遂げるなど采配の手腕には定評があります。また、メジャーリーグで活躍する2人の選手を高校時代に育成するなど、卓越した指導者として知られており、その手腕に注目が集まっています。
 さらにシンポジストとして、体育会を含め大学全体の采配を揮う大友克之学長(朝日大学)と、日本代表チームで采配を揮い、大学野球で全国大会優勝の実績をもつ後藤寿彦教授(朝日大学)を交え、本学会のテーマである~長良川における汽水域の如く~に沿ってそれぞれ異なるフィールドにおける采配論についての積極的な議論を展開いたします。

ご希望者は、下記のGoogleフォームまたはQRコードからお申込みください。
         https://forms.gle/jgJFhkkrR4QtcEqs7

※お申し込みの締め切りを2月20日(火)または定員に達し次第終了とさせていただきます。

登壇者紹介

登壇者:佐々木 洋  監督
所 属:花巻東高等学校(硬式野球部)
経 歴:全国高等学校野球選手権大会 ベスト4(2009年、2013年)
    全国選抜高等学校野球大会 準優勝(2009年 *岩手県初)
    高校日本代表チームコーチ(2009年)
    米国メジャーリーグ選手を2名輩出(菊池雄星選手、大谷翔平選手)


登壇者:大友 克之 学長
所 属:朝日大学
学 位:博士(医学)
経歴:昭和大学医学部-順天堂大学大学院修了。専門は整形外科学。
   2002年に朝日大学体育会を立ち上げ、初代体育会長を務めた。
   2008年に朝日学学長に就任(当時最年少)。現在に至る。
社会における活動(スポーツ):
   岐阜県スポーツ推進審議会会長、岐阜県スポーツ協会副会長・総務委員長、
   岐阜県テニス協会会長、岐阜県ラグビーフットボール協会副会長、
   日本バレーボール協会メディカルユニット副ユニット長 等
   令和5年秋には、地域におけるスポーツの健全な普及及び発展への貢献に対して
   文部科学大臣表彰(生涯スポーツ功労者表彰)を受章。


登壇者:後藤 寿彦 教授
所 属:朝日大学
経 歴:慶應義塾大学-三菱重工三原(選手兼監督、監督)-慶應義塾大学(野球部監督)日本代表監督-西濃運輸
    (総監督、監督)-JR西日本(総監督)-朝日大学(総監督)
    慶大監督として、全国大会優勝。
    日本代表チームの監督として、プロ・アマ混成チームを率いる。
    社会人野球の監督、総監督としての実績も豊富。
    主な教え子に高橋由伸(元巨人軍)、杉本裕太郎(オリックス・バファローズ)ら。

司会進行

司会者:林卓史 教授
所 属:朝日大学
学 位:博士(政策・メディア)
経 歴:慶大-日本生命-慶大大学院-朝日大学(監督)-慶大野球部助監督-朝日大学
    現役時代のポジションは投手。コーチング学研究に「野球における卓越した指導者の指導に関する事例  
    研究 -メジャーリーグにおいて活躍する 2 人の選手を育成した高校野球監督の語りを手がかりに-」
    (林・奈良・井上, 2022)が掲載された。
    近著に「球速の正体」(東洋館出版社)。

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